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zoom RSS <都庁>残業ゼロ根付く? 小池知事、導入1カ月

<<   作成日時 : 2016/11/12 11:35   >>

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 東京都の小池百合子知事が「20時完全退庁」を導入し、14日で1カ月を迎える。「ライフ(生活)」の方が「ワーク(仕事)」より大切という意味で選挙中に小池氏が訴えた「ライフ・ワーク・バランス」を実行に移す政策だ。庁内は午後8時に退庁を促す放送が流れ、15分後に一斉消灯する。トップダウンで決まった「残業ゼロ」で、働き方は変わるのか。【川畑さおり】

 東京に木枯らし1号が吹いた11月9日午後7時半過ぎ。新宿区の都庁第1庁舎1階の玄関に、コートに身を包んだ職員が続々と姿を見せた。玄関にカードリーダーが設置され、「退庁準備」の30分を加えた午後8時半以降に都庁を出る場合はICチップ入りの職員カードをかざすことを求められる。退庁時間が記録され、翌日には所属部局の人事担当に「ルール違反」として報告される。

 急ぎ足で現れた生活文化局の女性職員(33)は「午後8時までに帰ることができるようになった」と喜んでいる。以前は他の部局から翌日までに回答を求める問い合わせメールが夜中にも届いたが、そんな要求もなくなった。「職員の間にも超過勤務を減らそうという意識が芽生えてきていると思う」と評価する。

 「20時完全退庁は一種のショック療法。長時間労働は美徳だという考えを改め、働き方そのものを大改革していくチャンスだと思ってほしい」。導入に先立つ9月14日。小池知事は庁内のテレビ放送で、職員にこう呼びかけ、「ライフ優先」への理解を求めた。

 残業を減らせと言う割に、小池知事から出される新たな仕事が多すぎるとの不満も聞かれる。

 都の事業見直しなどを目的とする「都政改革本部」の設置、豊洲市場(江東区)への移転延期、2020年東京五輪・パラリンピックの会場見直し−−。こうした「応用問題」を時間内でこなすのは、前年を踏襲する決まり切った仕事に慣れた職員にはきついと、戸惑いの声も聞かれる。

 「『こんなに次々と要求が来たら残業ゼロなんて無理だ』という批判を職員からよく聞く」と、ある幹部は嘆く。このため、いわば「隠れ残業」、記録に残らない形でルール違反を犯す職員も少なくない。

 「カードタッチをお願いします!」。都庁玄関前に立つ警備員の呼びかけを無視し、足早に立ち去る職員たち。午後8時半を過ぎ、残業記録が残らないようにカードをかざさずに帰宅する職員が結構いる。都職員支援課によると、残業職員数は1日600〜800人台で都庁本庁の職員約1万人の1割に満たないが、「隠れ残業」の実態を把握できているかは疑問だ。

 午後8時15分の一斉消灯後、再び電気をつける職員もいるため、庁内は午後8時半、午後8時45分にも強制消灯する。初冬は新年度予算の計上を迎える多忙な時期。年が明ければ年度末に向けた業務も増える。都によると、年度末の昨年3月の庁内平均残業時間は31時間で、今年8月の22.6時間と大きな差がある。それでも「残業ゼロ」の原則は続く。

 広告代理店最大手「電通」の新入社員の女性が過労自殺し、改めて長時間労働が問題視されている。病児保育事業を展開するNPO法人「フローレンス」代表理事で「働き方革命」などを著した駒崎弘樹さんは「午後8時に帰るためには業務量や仕事のやり方を変えなくてはいけない。それを実行するリーダーシップを小池知事が発揮し続けられるかだ」と指摘する。

 20時完全退庁の違反者にペナルティーはない。残業代の削減目標額も決まってはいない。生活優先という価値観の転換も大事だが、生産性の低い「お役所仕事」をどこまで改められるか。これも、小池知事の包丁さばきにかかっている。

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