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zoom RSS <東京五輪>4者トップ級会合の全文

<<   作成日時 : 2016/11/30 00:13   >>

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国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ副会長、東京都の小池百合子知事、大会組織委員会の森喜朗会長、丸川珠代五輪担当相による2020年東京五輪の開催費用の見直しを協議する4者のトップ級会合が29日、公開で行われた。組織委は大会予算「2兆円を切る」と初めて公式に表明したが、コーツ副会長は「もっと削減できる」と迫った。やりとりは次の通り。

 コーツ 今回の会議は公開ということになっている。会議全体が公開ということになっている。我々のプレゼンもそれから議論も、結論部分もすべて公開だ。今回の会議だが、4者協議、ポリティカル・ワーキング・グループ・ミーティングと呼んでいるが、これはIOCのバッハ会長が提案してつくられたものだ。10月にバッハ会長が来日したときにいろいろ知事と話し合いした際に彼女のところに東京都から調査委の報告がわたっている経緯があった。それを受けて決まったものだ。すべての当事者の方にお礼申し上げたい。大変な努力をしてくれた。4者ともがテクニカルな努力をしてくれた。私はその作業をずっとフォローしてきた。デュビ(IOC五輪統括部長)が長をつとめ、いろいろな作業をした。ずいぶん多くの仕事をした。知事も同意してくれると思うが、フルな適切な考慮が与えられた。すべての都の調査報告書にあったことについて、すべての意見が尽くされたと思っている。我々テーブルに集っている者は全員共通の目的を持ってる。それはお金を節約することだ。IOCはご存じのように哲学を持っている。アジェンダ2020というもののもとにプロジェクトを開発する時にはスポーツ経済社会的な、そして環境的にその都市のニーズにあわせたものにしていかなければいけないというものだ。コストを削減するということ、柔軟性と持続可能性はアジェンダ2020の中で高い位置づけだ。作業が始まったときにはまずは節約ということで、最初に来た時にはまずはマスタープランのレビューをした。2015年のことだ。ご存じだと思うが、既存の会場を使うことにより、いくつか組織委と一緒にいろいろな協力を頂き、IF(国際競技団体)の協力をいただき我々は18億ドル相当の節約をすることができた。これは改定された建設予算からそれだけの節約をできた。さらに努力してIOCからみると確信を持っていて、さらなる節約が可能だと確信している。私はここで強調したいのは時間が大事だということだ。実はリオ五輪を担当した(ムータワキル)調整委委員長がこう言っていた。もし私から何かアドバイスをするとしたら、時計はチクタクと時を刻んでいるということがメッセージだと言っていた。これを皆様方お一人お一人に申し上げたい。時は刻まれている。我々は新しい建設があればそれはちゃんと完了しないといけないし、建設の着工が遅れれば遅れるほどそれだけコストは増していく。入札コスト、調達コスト、そういったものが上がっていくと申し上げなければいけない。労賃、資材そういったものがどんどん、コストが上がっていく。森会長、小池知事、我々は私はボートの選手ですので、我々は一緒に船をこいでいるという表現をよく使っている。それが哲学だ、その哲学でこれからの数時間を導きたい。一緒に船をこいでいるということだ。まず最初に森氏に序論を言っていただいて、次に大臣、次に知事、そしてそれから都のプレゼンに移る段取りでいきたい。

 森 コーツ副会長、ありがとうございました。私から意見を言うことはコーツ副会長からの命令ですから申し上げるが、今日の会は東京都から出ている調査要求というか、施設に対する考え。それに対しIOCがどう受け止めるか、それをもってバッハIOC会長が4月、10月に帰って作業部会続けた結果の今日は結論を出せる日だ。私がどう思うかであれば、少なくとも今対象になって結論の出ていない三つの施設について、予算はまた別にあるが、この三つの施設についてどういう結論を出すのか、その結論を小池知事がどう受け止めるか。それをうかがって私がこの問題に対する意見を述べるのが私の立場だ。私は組織委員会ですから、主催する東京都が進めていくことについて従っていくのは当然だ。したがってあえて所見を述べろということであれば、今共通の船に乗って共通のテーマはいいオリンピックを作ろう、もうひとつは節約をしよう。冒頭コーツ副会長からお話しになったのは、2000億円削減したことの評価だと思う。あれは私どもがやった。たしかにコンパクトと言われたあの8キロ圏内のものではいろんな意味で物理的にお金がかかることよくわかった。周辺や環境を整備するためにも大変お金がかかる。したがって見直していくべきだろうということで、個々に2年ちょっとかかった。IOCは常に何か決められたところが変わるなら、NF(国内競技団体)とIFの了解をとってください、IF、NFの了解をとったらIOCとしては了解しますというのが常にローザンヌの意見でしたから。このために大変な努力をした、組織委員会、竹田(恒和)会長の率いるJOC(日本オリンピック委員会)、所属されるNFのみなさんも。何度も外国にいってお願いしたり、意見をかわしてまとめたのがこの2年間ちょっとかけてつくったもので、それをさらに変更するのであれば、本当に節約することは我々も大賛成。小池さんが初めて当選されてごあいさつにお見えになった時も改革は大賛成ですよということは申し上げた。しかしやはり期間がある、その準備にかかる日数もある。それ以上時間をかけて多くの人に言って延ばすことによってかかる諸経費を考えたら逆にその方がプラスマイナス逆になってしまうこともありうるわけですから。できるだけ早く結論を出すということが大事だ。この会議を編成しこうした形で議論することになったことは大変よかったことで、これは知事の選挙の公約におけるひとつの結果で、私は評価したい。

 丸川 4者協議をはじめにバッハ会長から提案して、お会いした時にこの提案を実りあるものにしたいということを申し上げた。参加してもらいたいと言うバッハ会長の要請を重く受け止めて、国も協議に参加、協力してきた。4者協議ではレガシーの創出とアスリートファーストを実現しながら、持続可能性の観点からいかに大会経費を抑えるかが課題とされている。今月初旬以降、2度にわたり開催された作業部会では競技会場の見直しのほか、コスト抑制の方策について精力的な議論が行われたと承知している。今後納税者の理解を得ながら、コストカットの議論をしていくためにはパーツパーツでなくコストの全体像を示しながら議論することが必要と考えており、この点についてバッハ会長と合意させていただいたところだ。ですので今回ラフな形でもいいので大会経費をなるべく早く国民のみなさんに示し、それを踏まえながら関係者が引き続きコストカットの議論の努力を重ねていく必要があると考えている。この後のセッションで大会の経費が示されること期待をしている。本日の議論を通じて、大会の成功に向けた方向性を示すことができればと思っている。よろしくお願いします。

 小池 コーツ副会長、デュビ五輪統括部長、今回4者協議がこのような形で開かれる努力に心から感謝申し上げる。調査チームがそれぞれ宮城や横浜に出かけてきた。地域のみなさまにも心から感謝申し上げたい。ありがとうございます。数字をご覧いただきたい。東京、日本の首都だが1964年の五輪大会、これは新幹線ができ、首都高速ができたということですばらしい大会となり、その後の高度経済成長につながった。人口増加した。今や人口にしても2025年には東京でさえピークが来るという状況になっているので、1964年の形をくり返すのは東京はとらない。むしろ2020年以降のことも考えながら日本の成長と、首都東京の成長を見据えた大会にしなければならない。今回IOCのみなさんにお願いしたが、東京は大改革のもとに考え次のような考えをまとめた。2020年の五輪・パラリンピックはどうあるべきか、アジェンダ2020、ここでバッハ会長がうたっているプリンシプルとゴール。そしてサステナビリティーという基本的な言葉。既存の施設を使っていきましょう。持続可能性を追求していきましょうというさまざまな提言を実際に生かすのが次の東京大会、初めての大会になると考えている。そういった中でコストの削減、総コストのキャップをはめるということ、全体のガバナンスをどのように確保していくか。さまざまな考え方、また目標がある。本日このようにお忙しい皆様お集まりいただいている中で、今日の時間割で最後に結論を申し上げるのではなく、まず東京としての現時点の考え方を述べたい。特に3会場の問題だが、これまでいろいろ精査した。IF、NFからアドバイスをちょうだいした。その結果まず水泳アクアティクスセンターだが、これは当初2万席必要と聞いていたが1万5000席でよいとお答えいただき、建設を大会後変えるという減築について行わないという方法で、コストにすると683億かかるものが513億円という、170億円の減少になる。こちらの方法でアクアを現会場で行いたいのがまず一点。海の森水上競技場だが、さきほどのコーツ副会長がボートの選手で一番よくご存じだ。これについては今回宮城の長沼のボート場、これは即使えるところだが、ぜひ事前キャンプの場所として活用することをセキュアーすると言っていただいている。長沼については知事が積極的に取り組み、復興五輪という一番初めのキーワードを実現するには良い会場だと考えたが、さまざまな費用の面、ロケーションの面考えると、海の森の予定地で進めていくという案をとりたい。ただし、これについてはその後の運営を考えると、毎年かなりのコストもかかる。これについて競技連盟、競技協会がどれくらいコミットするか確認したい。3番目の有明アリーナ、現時点で404億と言われている。アジェンダ2020にあるように既存の会場、私どもは横浜アリーナはどうかということで、何度もテクニカルワーキンググループの皆さんも現地を訪れていただいた。今見てもらっているのはバレーボールの会場をどこにするのかということで、いろんな世論調査が行われているのも、横浜アリーナが7割を越えているという数字だ。これについてテクニカルな面でワーカブルというお話もいただいている。いくつか確認しなければならないこともあるので、有明アリーナと横浜アリーナに関してはあとしばらく時間をちょうだいし、時間は迫っているわけで、クリスマスまでには最終の結論を出したい。その間の猶予を頂けないかということを先ほどIOCのコーツ副会長に話したところだ。以上三つの会場の考え方について、東京都としての現時点の考えを述べた。2020年の東京大会をオールジャパンで行ってアジェンダ2020を具現化する最初の大会となるので、その責任をしっかり痛感しながら前に進めていきたい。見てもらっているのは4者協議にあたり私どもが考えたものをまとめた、IOCの項目だ。レガシーなどまとめた。もうひとつ最後に図があるが、これによって圧縮幅を確認頂いただければと思う。東京都がこれまでの結論を出したものを説明した。どうぞよろしくお願いします。

 コーツ 知事ありがとうございます。水泳会場、節約を認めてくれてありがとうございます。海の森も認めてくれてありがとうございます。ボート選手として長沼は事前キャンプに各国のチームが来た際にトレーニングに使わせていただくことを確約する。それは県にとっても良い解決案だ。有明か横浜かということは少しここで議論するべきだと考える。知事が確約してくれたことに感謝する。さらなる時間をかけて二つの会場に関しての最終結論をクリスマスまでに出してくれること、それを今日この場で約束してくれてありがとうございます。ただ、せっかくあつまっているのでこの場を利用して東京2020の組織委員会からも運営経費に関して、まだ横浜の件で詰めていない部分について指摘してもらいたいし、竹田会長から有明のレガシーに対する思いを発言してもらいたい。武藤(敏郎・2020年東京五輪・パラリンピック組織委)事務総長、有明か横浜かについてコメントお願いします。

 組織委・武藤敏郎事務総長 小池知事から話されたようにこの有明アリーナ、横浜アリーナについて一定の進展があったことは大変喜ばしい。コーツ委員長から横浜アリーナについてどういう問題点を組織委員会として考えているかお話があったので、これは組織委員会がというよりも関係者が持っている横浜アリーナの課題を整理して申し上げたい。横浜アリーナ自体は立派な施設だ。五輪のゲームをするにふさわしい施設なのだが、周辺の環境に問題が多いのがIOCのテクニカルチームやOBS(五輪放送サービス)がいろいろ見た時の判断だと聞いている。警備の問題とか輸送、あそこはなかなか道路事情が複雑で、道路規制が難しくなるとか、観客の動線が厳しいものになるといった課題があると聞いている。横浜市のサポートも現時点でとれていない。そういう不確定性があるということで、なかなか有明と比較するだけの条件が横浜アリーナには整っていないのではないかということが課題だ。有明アリーナは各競技団体は利用する立場ばかりでなくて、後利用にも参画する意向を表明され、これは知事のもとにもそういう話がいっていると聞いている。各種国内スポーツ競技のためのレガシーになる努力を競技団体自らが行うといっている。コストカットは都の見直し努力でかなり削減された。さらに削減する余地がたとえば民間活力の活用といった形であるのではないかと考えている。スポーツ人口はこれから増加する可能性が高い。スポーツ団体はもちろん、スポーツ人口が増加する観点からレガシーを残していく必要があるのではないか。今回横浜アリーナ、有明アリーナの比較を行いながら、どのような選択をするかは私どもとしては早いほうがいいのではないかと思う。というのはNF、IFスポーツ関係者は早く結論を出すことを希望している。知事から今回がラストチャンスの見直しなんだという話も聞いているので、2カ月かけて検討した成果を今日判断いただいたらどうかと考える。この問題のひとつに12月にも有明アリーナは工事に着工すると聞いているが、クリスマスまでということでその点は無理はないと思うが、私の申し上げたいことは早く決めないと間に合わなくなる恐れが有るということだ。

 森 小池さんね、今日の時点で有明と横浜が結論を出せないということでしょ、今の時点で。もう少し研究するのか、調査するのかクリスマスまで待ってくださいと。そういうご意向ですから、コーツさんもそれでいいし我々もそれに従う。クリスマスまでにまだ何をやるんですか。

 小池 さきほど武藤事務総長がおっしゃった動線の話もありました。今回テクニカルグループの方々にも見ていただいたところで、ごらんになった方によって、感想が違うようですが、そこをもう少し精査するということだ。一方で、有明アリーナについてもいろいろ競技団体の方からコミットすると話をいただいている。はっきりいって今のところの404億円というのは他の類似の会場から見てずいぶん高い。それも建築の観点から見直すということで、クリスマスごろ、あと1カ月弱で答えは出せるのではないかという算段だ。

 森 大事なのは東京がやる五輪だ。よその県に、よその市にやってくださいとお願いする。私もいくつもやった。それを横浜にするというのは横浜が合意してるんですか。それが一番大事なんじゃないでしょうか。ついでに言えば、僕の知りうる情報では横浜の方が迷惑していると聞いている。なぜかというと、野球の追加種目がありました。それはこれからローザンヌで正式に決定してもらうが、内々に横浜で大会やることはいろんな事情を勘案して内定している。後はIOCで決めていただくだけだ。これでも横浜市は手いっぱいだ。横浜が急にバレーボールやってくださいということで、横浜市の林文子市長はじめみなさん、「えっ」て気持ちなんじゃないかと見ている。一番先にそこと合意を得ることが大事だと思う。コーツさんの配慮で事前キャンプに長沼がなったことはよかったと思うが、僕らも2年をかけて長沼調査してきた。お金のことも何もかもみんなやってきた。理由はいいませんけど、いろいろとあったから。しかし結果として長沼に結論を出さなかった。あきらめていた知事が、小池さんが言ったのか、上山(信一・慶大教授)さんが言ったのか知らないが、知事があわてて私にも電話がかかってきた。やっていいんですか私たちはという話だった。同じような話が埼玉の知事からもあって。我々は十分に埼玉に三つも競技をいただいて十分だと思っていたのに、これをやれって言うんですかというんですかと、実は自分はやりたくないんだと。知事が断ったと情報流れたんで、ボート協会の関係者からえらくしかられたと。だからどうせだめなことは分かってます。なぜか彩湖は国土交通省のもので、梅雨時に一番大事な時に水をためておかないといけない。非常時のものだから、そういうのに使えないことは私はお断りしますと言っていた。これも知事がびっくりしていた。神奈川もふってわいたように急に持ってこられる。僕らもあっちこっちお願いした。それなりに理由がきちんとあってお願いして、合意得てアスリートのみなさん、NFの皆さん、IFの皆さん、関係と合意をみんなとりつけてからIOCに相談に行ったということをやってきた。クリスマスに延ばして横浜市の了解をきちんととって、横浜市だけじゃなくて横浜市の関連の方々が喜んで迎えてくれるその体制までがあと1カ月ほどでとれますか。

 小池 ありがとうございます。先ほど埼玉の例は彩湖の位置づけはよく分かっていましたので、知事からの要請を受け止めたという立場だ。横浜について申し上げると、横浜アリーナの関係、可能性を客観的に調査し、可能性について大であるということだった。横浜市にも賛同させていただいたところで、決めたらぜひやりたいという言葉を頂いた。ただ、いろいろと立場があるという話もあり、これからクリスマスまでに横浜に問いかけを続けていきたい。

 森 くどいようだが、横浜はオーケーしてくれると、受け入れてくれると知事は判断しているということですね。

 小池 そのことを期待しています。

 日本オリンピック委員会・竹田恒和会長 スポーツ界を代表して意見を述べさせていただきたい。これまで組織委は五輪アジェンダ2020にのっとってコスト削減につとめてきた。その結果ユースアリーナA、これはバドミントンですが、武蔵野に移り、ユースアリーナBはバスケット会場だが、これはさいたまに移った。体操の会場も仮設ということなり、唯一、有明アリーナが2020東京五輪大会の室内競技場のレガシーとして残せる可能性が非常に我々としては期待している。やはり東京五輪、2020でこの有明アリーナをなんとかレガシーとしてのこし、夏のスポーツだけでなく、冬のスポーツ、アイスホッケー、フィギュア、そういった冬のスケートもできるような、冬の大会もできるようなそういったものが東京の中に一つあることがスポーツ界にとって非常に大事なことであり、なんとか認めていただければスポーツ界はありがたい。これは招致段階においてスケート連盟、あるいはスキー連盟から東京に一つ、冬の競技場を残してもらいたいと言われ、そのための努力をしたいということで言ってきた。こういう約束にも答えられれば、この大会は多くの方に喜ばれる。

 武藤 横浜アリーナの周辺環境のさまざまな問題については、かなり問題が多いと共有されてると理解している。そこでクリストフ・デュビ氏にお尋ねしているが、問題を解決するためにいろんな現地における調査、および交渉が必要だと聞いているが、それにはどのくらいの時間かかるか。IOCのテクニカルチームがそういうことをやっていたが。

 デュビ 平常時の横浜アリーナについては活用計画ができているが、五輪開催時の警備など複雑な条件を勘案した開催計画が要る。その際に、必要な設備をすべて設けるための会場外の空間▽輸送と移動の検討が要る。また、公的機関だろうが民間だろうが、関係するすべての土地などの所有者の同意も得る必要がある。こうしたことは一般的に招致段階で都市に求めることで、2024年大会の候補地にはまさに今求めている。精査の作業は膨大で、各方面の多大な努力も要る。(クリスマスまでにというのは)野心的な目標だと思うが、それが期限であれば、袖をまくって、この2カ月頑張ったようにこれからも努力したい。

 コーツ 有明に関する作業はこれからも進むが、民間(からの資金)調達についてもよく検討するよう求めたい。運営の民間委託も一つの選択肢だ。横浜については、実際に開催可能か検討が要る。野心的(な発想)だと思うが、都が努力すると言うのだから全力を尽くしてくれるものだろうし、競技団体との協議にあたっては我々も協力する。今後も横浜か有明か決めるまでこの4者協議は必要だ。メディアに強調しておきたいが、今回の4者の作業部会、協議で既に施設整備費だけで4億円が削減された。これまでに削減された1800億円も含めれば、大きな進歩だ。

 武藤 ありがとうございます。予算について発言させていただきたい。関係する方々から過去大会の経験を踏まえ、貴重なアドバイスをいただいたことに感謝申し上げる。年内に大会経費の全体像を組織委、都、政府でとりまとめ公表したいと考えている。年内のとりまとめに向けて、引き続き精査をさせていただきたい。2兆円は切る見込み。現時点での判断だ。今後もコストカットの努力を続け、いわゆるV2予算、来年今ごろIOCに提出する予定だが、それに反映するようにとりまとめていきたい。予算については今申し上げた通り、2兆円を切るというのが現段階の見込みであり、今後さらに削減に向けて努力するということだが、予算額の議論に加え、予算管理のガバナンスについても強化をすすめる必要がある。我々日本側の関係者がしっかりと連携をとることが重要。そこでまず第一に、6者の調整会議があるが、その事務局機能を強化する。第二に調達についてより効率的な調達の実施に向けた取り組みを行う。第三に仮設オーバーレイの執行にあたり、これは各主体が執行するが、ばらばらにならないように横串をさす執行体制の構築を行う。この3点を常に進めていきたいと思う。その上で、このガバナンス全体の透明性を高める、情報公開に務めることがぜひ必要だと思っている。最後に、皆さんのご協力に心から感謝申し上げる。

 小池 あのー、さまざまな整理をしていただきありがとうございます。費用の負担については、都がIOCとの契約を結んでいる関係から非常に責任が大きいが、そういう意味でコストの削減はオールジャパンで取り組んでいただく、すなわち都の負担に直接かかわるので問題なので、調達の方法などについても、より研ぎ澄ませた形でお願いしたい。私どもは3兆円ということを申し上げている。これは予算ではなく、終わった時にいくらかかるかという可能性について言及させていただいている。これまでのさまざまな五輪大会においても、最後に締めてみたらいくらだった、というのではかなり数字に違いがあるということなので、その点を考えた上での3兆円とさせていただいている。現時点で外に出ない、出せない数字もあるので、結果としていくらだったか、ということは主催自治体としても極めて重要な話であり、そういったこと念頭に置きながらいかにして効率よく縮減していくかということを考えて、ともに進めさせていただきたい。

 武藤 予算が現実の支出として2兆円を切ると、これは都とも国とも十分、意見交換した上での数字なので、これを上限として現実の支出をいかにおさえるか、そのための予算管理のガバナンスを強化して、実際が予算の範囲内に収まるように、そういう努力をしないといけない。知事のご指摘は大変重要なので、そういうつもりでやっていく。

 小池 よろしくお願いします。建築施設の部分は、実は全体からすれば割合はむしろ少ない方だが、これにおいても例えば海の森も最初のころと、突然1000億円になったり、今度はその半分になったりと、かなりぶれが激しいと経験してきた。という意味では、きちんと一つ一つ精査していくことが極めて大切なことであり、そういうことを踏まえながらガバナンスのきいた調整会議であることを願っている。

 森 知事のおっしゃる通りだが、何をつくるにしても結局都がつくる。我々がつくるんじゃない。案配をするだけだ。高いと思ったら削ればいい。安くしたいと思えばすればいい。私は会長になった時、全部やった。選挙の時コンパクトと。そうしないとやれなくなりますよとちゃんと申し上げた。ヨットも理想的なんですよ、海でやるのは。そこでやれば防潮堤が2本必要。1本450億円だ。そんなものをつくったら、都民が承知しないだろう。大変しかられましたよ。関係者から。結果的には、飛行機のコースがあって、空撮ができない。IOCにとって一番大事なのは空撮なんですね。そういうこともあってヨットを動かした。今の海の森公園もそうだと思う。コースだけなら90億〜100億じゃないんですか。コースだけなら。そうでしょ。海の森公園というのは、必ずしもオリンピックに必要なんですか。ぼくははじめから疑問視している。なくたっていい。あそこのは元々、ごみが埋まった島で、きれいな公園にしたいというのが前々からの東京都の願い。それを一緒にすれば、300、400億円になるのは当たり前。安くすることは私は大いに賛成。削減は大事。そのことも含めて我々も気をつけるが、あたかも3兆円が予想されるとばかり国民の皆さんに言われるとはなはだ迷惑なんです。私どもは2兆よりどう下げるかずっと研究してる。なぜかというとロンドンの場合は、最終的に、国がもつべきセキュリティー、輸送費、国がもってくれて9500億円いれてくれて2兆数千億円になった。そういうものを我々はみながら、なぜ決められないのか、なぜ額を明確に言えないかとしかられるが、その辺まだこれから大臣にご協力をいただいて、国がかかわるものがなにかよく研究しないといけない。そうすれば額がまたぐんと縮まる。施設をつくることがけしからんなら安くしましょう。

 小池(割って入る) ご指摘ありがとうございます。これまでのご努力にも敬意を表したいと思う。要は、コストとインベストメントは、概念をしっかりとらえることが将来に向けてのインベストメントは東京都は必要だと思う。むしろそれがわくわく感を呼んだり、スポーツによる健康寿命を伸ばしたりと。でもコストについては、東京都そのものもシビアにしないといけないと思って今、情報公開も徹底していている。東京2020大会はその意味でも、東京都にとっても分水嶺(ぶんすいれい)になろうかと思う。必要なインベストメントはやっていきたい。ぜひともご協力のほどよろしく。

 森 期待しています。

 丸川 国の費用負担についてのご指摘があったが、皆さまに認識を共有していただきたい。2011年12月13日の閣議了解があって、施設の新設改善その他の公共事業については、途中空くが、その規模を通常の公共事業費の中での優先的配分による対処しうるものとし、また国庫負担率など国財政措置は通常のものとすることとなっている。加えて新設する施設の将来にわたる管理、運営については、地元の責任と負担を主体として行われるものとすること。また大会運営費は適正な入場料の設定、放送権収入等の事業収入等によりまかなわれるものにすること。閣議の了解なので、今後、国の負担ということをこれまでの前提にのっとるとこの閣議了解を前提に議論しないといけない。その上でどうするかということがあれば、ご相談させていただきたい。

 森 当然だ。だから国と都と組織委で役割の分担、予算の割り振りとか、ちょうど前知事がやめる直前にこのことを作業するようにしていたが、知事選、その後で今ものびのび。その話し合いの作業を再開しないといけない。

 小池 きわめて国内の分担の話になっているが、平成23年は確か民主党政権時代であったかと思う。閣議決定というのは何政権でもそれは有効な部分だが、あらためて役割について、森会長をはじめどうあるべきか、IOCの皆さんの前で繰り広げるあれではないかもしれないが、しっかりと役割を明確にする必要があると思う。

 丸川 閣議了解は改めてべつのことを同じ内容で閣議了解しないと上書きができないので、必要あらば議論して、閣議で了解できるものをへた上で改めて閣議了解を得るということになる。

 コーツ 海の森のように、施設整備にともなって土地を再生した場合、五輪によって選手村周辺土地に付加価値がつき、費用とバランスが取れることを認識すべきだ。ところで、2兆円というコストは、上限としてとても高い。もっと削減すべきだ。早く決定、契約、調達をすることで大幅なカットができる。大会運営費と施設整備費、またその他の費用についての分担も知らせてほしい。IOCはリオ大会にも1500億円出しており、2020大会では支出は増額するとみている。それによって大会運営費は収支のバランスが取れるはずだ。また施設整備に関しては、50年後にも残る施設になることを認識すべきだ。五輪とパラをあわせた大会運営費は500億〜750億円とみており、IOCが支出する。知事は会場問題でクリスマスという締め切りを自身に課したが、遅れているV1予算も早く出してほしい。2兆円という上限は承認できない。もっとできるはずだ。

 武藤 コーツ委員長から大変重要なご指摘があった。一つは2兆円も高額すぎるとのことである。私どもも2兆円が適切な数字とはまったく思っていない。これ基にさらにIOCとよく相談しながら、これを削減していく努力をしたい。V1予算は組織委の予算であり、IOCから拠出金をいただき、ほとんどの予算が民間資金、すなわちスポンサーシップ、チケット販売収入等々である。幸いなことに、民間収入の額は順調に確保できるというふうに思っている。組織委についてはすべて民間収入もとに収支あいつぐなうような予算として、V1予算を早急に出す予定だ。大変遅れていて申し訳ございません。これは今年の秋ごろだす予定だったが、ご承知の事情で遅れているが、先ほどのクリスマスまでというお話があったので、もうちょっとお時間をいただかなければいけないが、できるだけ早くV1予算をIOCに提出させていただく。その際、オリパラの予算も区分についても十分説明できるようにする。

 コーツ 総額は2兆円よりも大幅に下がる。特に2024年招致を控えたこの時期にそうした誤解にIOCを巻き込むことはアンフェアだ。知事、ご自身で締めたい?

 小池 レガシーの話も少し出たが、やはり大会のレガシーと、アスリートによるレガシーと非常に大きいと思う。そういった観点から、今は削減に努めているが、むしろ削減した分は、アスリートの皆さんの強化にあてるくらいのつもりでやりたい。例えば、57億円も返金していただいた件も、まだ決めてはいないが、レガシー財団という形で、ぜひアスリートの方々の強化に生かしたい。施設のみならずアスリート個人のレガシー作りにも東京都は支援したい。もう一つ、復興という大きなテーマがある。福島の話、今日は長沼の話もそうだが、バッハ会長もこの復興ということについて、天皇陛下、安倍総理も復興についてありがたくもふれていただいている。ぜひ被災地をはげます、元気になりつつある被災地が元気を発信するチャンスをちょうだいできればと思っている。この二つ、付け加えさせていただいた。

 コーツ IOCとしてもぜひ人気種目の予選を福島で開催したい。IFとの交渉はこちらでやる。

 竹田 知事から大変ありがたいお話をいただき、感謝したい。やはり日本選手団の活躍は、東京五輪の成功に必要不可欠だと思っており、非常に重要なことだ。こういったアスリートのことも考えてくれてありがたく感謝したい。

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