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zoom RSS 美女アイドルは招待するが“ミスコン”は無し!? 日本とは異なる、韓国の大学学園祭文化とは

<<   作成日時 : 2016/10/29 23:44   >>

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季節は秋となり、10月末になると日本の大学では“学園祭シーズン”に入る。今年も10月28日から青山学院大学の「青山祭」、10月29日から武蔵野美術大学の「武蔵野美術大学芸術祭」などが開催される予定で、多くの大学生や関係者で賑わうことだろう。

お隣・韓国の大学では、学園祭を「大学祝祭(テハク・チュクチェ)」と呼ぶ。大学祝祭のシーズンは9月で日本より一足早い。

韓国の大学祝祭は大学生活の“華”と言われるだけあって、一般からの注目度も高い。例えば、大手メディア『中央日報』が特集記事でどこの大学の祝祭が面白いかを紹介しているほどだ。

韓国の大学祝祭も日本の学園祭と内容は似ていて、人気歌手やアイドルグループのライブが大きな目玉になる。2011年には漢陽大学にアイドルグループの少女時代が招待されて、大きな話題となった。今でも“漢陽大捷(大勝利という意味)”などと呼ばれるほどだ。

そういった人気歌手のライブはすべて有料なのだが、韓国ではチケット代がオークションサイトで高騰したり、キャンパス内にダフ屋が出回ったりすることも少なくない。

以前とあるK-POPグループのステージを視察で観に行ったことがあるが、学園祭なのに年配のアジュンマたちが(なぜか韓国では年配女性たちがダフ屋をしていることが多い)、若い女子高生たちとチケットをやり取りしていた。なんとも不思議な光景だったことを今でも覚えている。

それどころか、大学祝祭の全体予算のうち43%が出演料に使われており、そこに舞台設営や照明装飾、警備費用なども加わると、全体予算の80%近くが芸能人ライブに使われているという報道もある。
(参考記事:学園祭ライブの出演料に1億ウォン!? 韓国の“大学祝祭”をめぐる賛否)

また韓国芸能界も大学祝祭シーズンを狙っているようで、アイドルグループなどは夏に新曲を出してヒットすれば、大学側からの祝祭出演のオファーが殺到するという。

K-POPアイドルたちは夏に過激な“ガールズ大戦”を繰り広げているのだが、秋の大学祝祭シーズンを攻略するための布石にもなっていたらしい。

日本の学園祭といえば、女子大生の美を競う“ミスコン”も目玉だろう。今年は中野美奈子、青木裕子ら数多くの人気女子アナウンサーを輩出し注目を集める「ミス慶応コンテスト」が中止となったが、相対的に他大学のミスコンに注目が集まるかもしれない。

「ミス・コリア」をはじめ数多くの美女コンテストがあることで著名な韓国だが、大学のミスコンとなると皆無といっていいほど話題がない。今年の「ミス・ワールド」韓国代表に女子大生が選ばれているところを見ると、多くのミスコンがあるがゆえに、大学単位のミスコンをする必要がないのかもしれない。
(参考記事:優雅で美しいミス・ワールド&ミス・ユニバースの韓国代表は、現役の大学生に栄冠が輝く!!)

そのかわりといってはなんだが、実質的に大学ミスコンのような役割を果たしている雑誌がある。『大学naeil』という雑誌がそれだ。

『大学naeil』は、女子大生のモデル選定に絶対的な信頼を置かれていて、過去には女優ハン・ガインなども表紙に登場。毎週5万部(公称)を発行する大学生向けの雑誌なのだが、毎号のように“美しすぎる女子大生”が登場しているのだから“誌上ミスコン”のようなものだろう。
(参考記事:“美しすぎる女子大生”の決定版!! 韓国の大学生向け雑誌の表紙モデルがスゴイ!!)

ちなみに、前出の『中央日報』の記事では、大学祝祭が盛り上がらない大学についても紹介されている。

韓国屈指の名門・ソウル大学の祝祭は盛り上がりに欠けるとか。同大学には「3大馬鹿」と呼ばれる人たちがいて、1.ソウル大入口駅から大学正門まで歩く人、2.高校のときに学年1位だったと自慢する人、そして3.ソウル大学の祝祭に行く人と言われるほどだという。

とはいえソウル大学は、祝祭に励んでばかりはいられないかもしれない。イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」が発表する「世界大学ランキング」などを見れば明らかなように、ソウル大学の世界大学ランキングが急落している状態なのだ。

いずれにせよ、大学祝祭や学園祭が大学生たちの一大イベントであることだけは間違いないだろう。事故や事件もなく、全員が楽しめる行事になればと願うばかりだ。

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慎武宏
ライター/S-KOREA編集長
1971年4月16日東京都台東区生まれの在日コリアン3世。和光大学人文学部文学科卒業。著書『ヒディンク・コリアの真実』で02年度ミズノ・スポーツライター賞最優秀賞受賞。韓国スポーツに詳しく、韓流エンタメ関連ムックの企画、編集、プロデュースも多数。『サムスンだけが知っている』(幻冬舎)など、ビジネス書籍の翻訳も多数手がけている。共著『ヤバいLINE 日本人が知らない不都合な真実』など。韓国のさまざまなジャンルを扱うニュースコラムサイト『S-KOREA』編集長も務めており、日本在住者ながらKFA(大韓サッカー協会)、KLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)のメディア登録も許されている。
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