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zoom RSS 非正規公務員が「民間委託」で雇い止めに…年400時間から年40時間に仕事が激減

<<   作成日時 : 2016/09/26 19:43   >>

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世にブラック企業が蔓延するなか、「安定・安心」と思われていた公務員の職場もブラック化が進行しているという。現場で働く人々を直撃、その非人間的な労働環境の実態をリポートした!

◆年400時間から年40時間に。これでは生活できない!

 中嶋祥子さんは’14年10月、非常勤講師として41年勤務した東京都立職業能力開発センター(職業訓練校)の江戸川校から「再任用拒否通告」を受けた。

 その理由の一つは、中嶋さんが自身も含めた非正規職員の労働環境の改善のため闘ってきたということだ。都の非正規公務員への待遇は不平等で、正職員と同じ仕事を同じ時間働いても賃金は安いしボーナスはない。交通費も出ない。忌引き休暇もない。

 ’90年、中嶋さんは、都や東京23区で働く非正規職員の組合に加入し、分会として「職業訓練ユニオン」を設立。都との団体交渉で、交通費の支給などを実現した。

 もうひとつの理由が、「民間委託」だ。全国で今、図書館、学校給食、公立保育園、庁舎の清掃や警備、ごみ収集等々の公務は次々と民間委託されている。公共施設の管理・運営だけでも、総務省の「公の施設の指定管理者制度の導入状況等に関する調査結果」によると、’15年4月1日時点で約2万9000施設を民間が担っている。

 中嶋さんが在籍したセンターのCAD製図科も’14年度末に民間委託されたことで廃科となった。都は、中嶋さんらを従来行ってきた民間委託先で働かせず、雇い止めにした。都は「類似科目で公募する。経験を考慮します」と中嶋さんに伝え、中嶋さんはそれに応募。違うセンターでの採用となるのだが、労働時間がそれまでの年400時間から40時間へと激減したのだ。

 わずかな年金を合わせても生活していけないことで、中嶋さんら3人は昨年5月29日、原状復帰を求めて東京地裁に提訴。今の職場では、授業に必要な道具が用意されなかったり、担任(正職員)が生徒の前で「中嶋さんの授業は役に立っていない」と公言するなどのパワハラも受けた。非正規職員も自身や家族の生活を支えている事実を都は知らないようだ。

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